【オススメ作品】インターステラー(Interstellar)

インターステラーの画像 映画

今回、ご紹介するのは『インターステラー(Interstellar)』

アクションやホラー、謎解きともまた違う、『SF』映画が見たい人にオススメです!

今作は3時間近くに及ぶ超大作になっていて、『相対性理論』・『ブラックホール』・『特異点』といった化学的な要素が盛り沢山になっています。近未来の地球宇宙空間を舞台に繰り広げられヒューマニズムも織り込まれている『SF超大作』の作品です。

SFや化学が苦手という人でも親子の絆・信頼を描いているので入り込みやすい作品です。

インターステラーの画像

引用元:映画.com

引用元:ワーナー ブラザース 公式チャンネル

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製作スタッフ

❐監督:クリストファー・ノーランChristopher Nolan

脚本:クリストファー・ノーランChristopher Nolan
    ・ジョナサン・ノーランJonathan Nolan

❐製作:・エマ・トーマスEmma Thomas
    ・クリストファー・ノーランChristopher Nolan
    ・リンダ・オブストLynda Obst

公開:2014年

この作品の監督は、有名な『クリストファー・ノーランChristopher Nolan)』が務めており、脚本・製作にも携わっています。

製作には、論理物理化学者で2017年に重力波検出装置の構築及び重力波発見への決定的な貢献により、ノーベル物理学賞を受賞した『キップ・ソーン』が科学コンサルタント兼製作総指揮をとっている。

監督の『クリストファー・ノーラン』は他にも人気の作品を手掛けているので是非見てみてください!

CHECK クリストファー・ノーラン他作品
  • バットマンビギンズ (2005年)
  • ダークナイト (2008年)
  • インセプション (2010年)
  • マン・オブ・スティール (2013年)
  • TENET テネット (2020年)

キャスト紹介

❐ジョセフ・クーパー(マシュー・マコノヒー/Matthew McConaughey

❐マーフィー・クーパー(マーフ)(ジェシカ・チャステイン/Jessica Chastain

 ・マーフ(幼少期) (マッケンジー・フォイ/Mackenzie Foy

 ・マーフ(老年期)(エレン・バースティン/Ellen Burstyn

❐トム・クーパー(ケイシー・アフレック/Casey Affleck

 ・トム(幼少期) (ティモシー・シャラメ/Timothée Chalamet

❐アメリア・ブランド(アン・ハサウェイ/Anne Hathaway

❐ニコライ・ロミリー(デヴィッド・ジャーシー/David Gyasi

❐ドイル(ウェス・ベントリー/Wes Bentley

❐ヒュー・マン(マット・デイモン/Matt Damon

ジョセフ・クーパー(マシュー・マコノヒー/Matthew McConaughey)

クーパーは義父と二人の子供の4人でトウモロコシ農場で生計を立ている。以前は宇宙飛行士をしており、その時の経験を活かし近所の家の機械や設備の修理等も行っていた。

今作では、元宇宙飛行士でパイロット経験があるクーパが第2の地球を探すプロジェクト『ラザロ計画』を遂行する為に宇宙へと旅経つ。

CHECK マシュー・マコノヒー他作品
  • ボーイズ・オン・ザ・サイド(1995年)
  • ウェディング・プランナー(2001年)
  • サラマンダー(2002年)
  • 10日間で男を上手にフル方法(2003年)
  • ダークタワー(2017年)

マーフィー・クーパー(マーフ)(ジェシカ・チャステイン/Jessica Chastain)

マーフはジョセフ・クーパーの娘で今作で重要な人物の1人。

(ジェシカ・チャステイン)は大人のマーフを演じており、マーフはクーパーが宇宙に旅立つのに反対しており、中違いのまま離れ離れになってしまっていた。

しかし、宇宙に旅立ちジョセフがいない地球でブランド教授と重力の研究を進めている。

CHECK ジェシカ・チャステイン他作品
  • パイレーツ・オブ・アトランティス(2006年)
  • テイク・シェルター(2011年)
  • ゼロ・ダーク・サーティ(2012年)
  • オデッセイ(2015年)
  • スノーホワイト/氷の王国(2016年)
  • IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年)

マーフ(幼少期) (マッケンジー・フォイ/Mackenzie Foy)

マーフの幼少期を演じるのは (マッケンジー・フォイ/Mackenzie Foy)

父親のクーパーをとても尊敬しており親子仲が良く。クーパーから様々な知識も教えられておりモースル信号等も理解しているが、マーフの部屋の本が勝手に落ちる事が度々あるので、幽霊がいると信じている。

クーパーが宇宙に旅立つ時は行かないでほしいと反対するが、結局は和解出来ないまま離れてしまう。

CHECK マッケンジー・フォイ他作品
  • トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1(2011年)
  • トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2(2012年)
  • 死霊館(2013年)
  • リトルプリンス 星の王子さまと私(2015年)
  • くるみ割り人形と秘密の王国(2018年)

アメリア・ブランド(アン・ハサウェイ/Anne Hathaway)

ブランド教授の娘で秘密裏に復活させたNASAで別の星に人類を移住させるプロジェクト『ラザロ計画』を進めている。

クーパーと一緒に宇宙探査船に乗るメンバーで、知識も豊富。人類の受精卵の研究もしており人工培養と代理出産により後世で人類を繁栄させる方法も研究している。

CHECK アン・ハサウェイ/Anne Hathaway他作品
  • プリティ・プリンセス(2001年)
  • プラダを着た悪魔(2006年)
  • ブライダル・ウォーズ(2009年)
  • レ・ミゼラブル(2012年)
  • マイ・インターン(2015年)

❐『マイ・インターン』の記事はこちら↓↓
・【オススメ映画】マイ・インターン(原題:The Intern)

ヒュー・マン(マット・デイモン/Matt Damon)

マン博士は先行して行われていた、有人探査メンバーの1人で既に宇宙のある惑星に辿り着いており、彼は惑星に到着後、生存信号を発信し続けて後行メンバーが助けに来るのを待っている。

先行マンバーは12人おり、マン博士以外にも何人かが信号を発信しているのでクーパー達は燃料の問題からどの惑星に行くか決断を迫られる。

CHECK マット・デイモン他作品
  • レインメーカー(1997年)
  • プライベート・ライアン(1998年)
  • オーシャンズ11(2001年)
  • ボーン・アイデンティティー(2002年)
  • オデッセイ(2015年)

あらすじ

近い将来、地球は異常気象により疫病が蔓延し、植物が枯れ、砂漠化の進行で人類は食糧不足に陥っていた。

主人公のクーパーは、娘のマーフ、息子のトム、義父の4人で暮らしていた。ある時から、マーフの部屋では本棚から特定の本だけが落ちてくる現象が起きていたがクーパーは落ちた本の間隔に規則性があることに気付き、それが重力波を使用した2進数のメッセージで座標を示していると解読する。

座標が示す場所に向かったクーパーは宇宙飛行士時代の仲間であるブランド教授と再会し、政府が『NASA』を秘密裏に復活させていたことを知る。そして、人類を別の星に移住させる『ラザロ計画』のパイロットとして宇宙に旅立つことになる。

見どころ

重力・5次元・ブラックホール

重力

今作では宇宙に関する科学用語がたくさん出てきますがその中でも一番重要になるのが『重力』です。

まず、相対性理論による強い重力場はそれより弱い重力場よりも時間の進み方が遅い。というもので、

人類に適した星の探索に出たクーパー達はまず、先行隊から信号を受信していた3つの星の1つに向かうことにするが、その星の重力は地球の何倍もある為、その星での1時間は『地球での7年』に相当してしまいます。

5次元

僕たちがいる世界は3次元(縦横奥行き)ですが、4次元は縦横奥行きに『時間』が加わります。

そして今作での5次元とは、4次元のさらに高次元の時空にある膜のようなもので僕たちを含む低エネルギーの素粒子だと4次元内に閉じ込められるが、重力だけが5次元以降の次元に行くことが出来る。とされています。

クーパーは最後に4次元空間へと入り込みますが、そこには過去・現在・未来のマーフの部屋が並んでおり、時間を並べて表現されていました。

5次元とは、時間を並べて行き来できる4次元空間を、僕たちが映画として4次元に入ったクーパーを見ている様にさらに『外側の空間』という事になります。

ブラックホール

今作でのブラック―ルは、僕がイメージしていた『穴』ではなく他の惑星と同じ様な天体の1つでその質量は膨大の為、重力も大きく、強い重力は光さえも飲み込んでしまうとされています。

クーパーが入り込んだ4次元空間とは、ブラックホールの中に存在していて、当初の『ラザロ計画』にあったプランAの課題『重力コントロール』の解決に必要なデータがブラックホールの中にあるんです。

重力って思った以上に凄いですよね。
重力が強い惑星での1時間が、地球では7年!ってドラゴンボールの『精神と時の部屋』を思い出しました。凄い難しそうな感じはしますが作品の中でも説明してくれているので分かりやすいと思います(^-^)

ヒューマンドラマ

今作は難しい科学用語ばかりではなく、ヒューマンドラマもしっかりと作られています。

クーパーとマーフの親子愛

クーパーは宇宙に旅立つ時にマーフと和解出来ずに出発しています。地球からはトム達からのビデオレターは届く中、マーフからの連絡はありません。

クーパー達が最初の星に降りてからの数時間で地球では20数年たっており、その間にトムは結婚し子供も生まれてました。しかし、そんなトムの子供も地球の環境のせいで命を落としていました。

マーフはこの時には地球を旅立った時のクーパーと同じ年齢になっており、NASAのブランド教授の元で重力研究をしていました。

4次元空間に入ったクーパーはブラックホールで得た情報を、過去と現在のマーフへバイナリー信号で伝えるがマーフがそれに気づくかは分からない。気付いたとしても解読できるか分からない中クーパーは、マーフなら必ず気付いて解読してくれると信じて人類を滅亡から救う情報を送り続けます。

アメリアとマン博士の人間的な感情

アメリアは2つ目に向かう星を決める中、エドマンズから信号を受信している星を提案するがクーパーはアメリアとエドマンズが恋人であったことを知っており、限られた燃料の中、私情で選ぶわけにはいかない。と、人類が生存できるという信号を発信しているマン博士の星に向かうことを決めます。

その決定にアメリアも苦渋の決断で賛成します。

マン博士は先行探査隊の1人で人類が移住可能の信号を発信しており、コールドスリープに入り後攻部隊の到着を待っていた。

到着したクーパー達にコールドスリープから起こされたマン博士は自分が調査したデータを見せ移住出来る事を説明していきます。

しかし、マン博士が調べた地質調査データを確認していたクーパー達はそのデータの異常に気付く。

その頃、マン博士はクーパーを連れて2人で地質調査に向かうが・・・

4次元空間でクーパーがマーフに気付いてほしくて叫ぶシーンは、とても孤独を感じました。アメリア博士も人類を救いたいという気持ちと、恋人も救いたいという気持ちの中で加藤する姿は、胸に感じるものがありました。

感想

人類を滅亡から救うためのSF超大作。

僕は次元や宇宙といったSFが好きなのでとても面白かったです。そこに人間関係も上手く混ざりあって科学だけでは無い人間味溢れる作品になっています。

その科学と人間味の融合を上手く表現されているのが、共に探査チームに入っているAIロボットの『TARS』と『CASE』です。

2体は人間が行動出来ない環境でも動くことが出来るので、とても頼りになる存在です。普通に人とも会話することが出来、冗談を言うレベルを調整することで自分に合った会話レベルにすることも出来ます。作品でも最初はジョークレベルが高すぎて、笑えないのでクーパーも調整してました(^-^;

僕の中では4次元までは何となく想像できましたがそれを超える5次元が出てきて、重力がこんなにも関係しているのか?と驚く作品でした。

近い将来、実際に待っているであろう人類の課題とまだ謎が多い宇宙と次元について、とてもリアルに作られていていました。

最後の最後まで目が離せない作品になっていますので気になった方は是非、ご覧になって見てください(^^♪

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