今回、ご紹介するのは『SHERLOCK(シャーロック)』。僕がこの作品を見るきっかけになったのは、たまたまテレビに録画されてたまたま見たからです。(笑)
最初はロバート・ダウニー・jrの方のシャーロックホームズかと思ったんですが、この作品に出演しているのは『ベネディクト・カンバーバッチ』と『マーティン・フリーマン』。
『ベネディクト・カンバーバッチ』がシャーロック・ホームズを演じ、『マーティン・フリーマン』が相棒のジョン・ワトソンを演じています。
この作品は、イギリスのBBC製作のテレビドラマで作成されていましたが特別編が作成され劇場でも公開されています。
アクションやホラーとはまた違う謎解き映画が見たい人にオススメです!
引用元:BBC ONE
『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』(劇場予告)
製作スタッフ
この作品の製作総指揮をしている『マーク・ゲイティス』は製作だけではなく、作品の中での大事な役でも出演もしています。
しかも、テレビドラマなんですが1話が90分と長いので普通に映画を1作品見ている感じになるのでお菓子とジュースをご用意しておいた方が良いとおもいます。(^-^)
キャスト紹介
シャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ/Benedict Cumberbatch)
今作のシャーロックを一言で表すと『変人』!作品の中でもそう呼ばれているというのもあるんですが一般的な人ではありません。それ故に、社会不適合者のレッテルを貼られ友達もいない・・・事件が無い平和な日常は退屈でイライラし部屋で銃を乱発し出す始末!
ただ、ズバ抜けて知能が高く、僅かな手掛かりでその人物、周囲で何が起こったか物事を推理していく。警察では解決できない事件を、自分の欲求を満たす為に引き受けて解決している。
- ホビット思いがけない冒険 (2012年)
- ホビット 竜に奪われた王国 (2013年)
- スター・トレック イントゥ・ダークネス (2013年)
- イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 (2014年)
- ドクター・ストレンジ (2016年)
- アベンジャーズ インフィニティウォー/エンドゲーム(2018年/2019年)
ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン(マーティン・フリーマン/Martin Freeman)
ジョンはホームズの良き理解者で相棒を務めている。ただ、それ以上に唯一の友人でもある。
シャーロックと出会う前は軍隊で軍医をしていたが、戦場で負傷し送還され戻ってきていた。しかし、PTSDに悩んでおり戻ってきても右足を上手く動かすことが出来ず、杖で歩いて生活していた。
そんな中、共通の友人を介してシャーロックと出会い同居することになるのだが、シャーロックと共に事件の真相を追う内に、本人も知らない間に杖を使わずに歩けるようになる。
性格はシャーロックと対照的で、社会性もあり正直者、それでいて正義感も強い。いいパートナー。
- ショーン・オブ・ザ・デッド (2004年)
- ホット・ファズ-俺たちスーパーポリスメン!- (2007年)
- ホビット思いがけない冒険 (2012年)
- ホビット 竜に奪われた王国 (2013年)
- ホビット 決戦のゆくえ (2014年)
- ブラックパンサー (2018年)
グレッグ・レストレード警部(ルパート・グレイヴス/Rupert Graves)
刑事の中で唯一、シャーロックを信頼している人物。他の警察関係者はシャーロックを変人呼ばわりし関わらろうとしないがグレッグはシャーロックの腕を買っており、解決困難な事件があると依頼を持って来る。
ジョンと同じように少ない友人の1人で、何だかんだ言いながら何かあるとシャーロックの元に駆けつけてくれる。シャーロックの性格を理解している人物。
ただ、シャーロックからはいつもファーストネームを間違えられている(笑)
- Sweet Revenge (1998年)
- Vフォー・ヴェンデッタ (2006年)
- ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 (2007年)
- Fast Girls (2012年)
- シンクロ・ダンディーズ! (2018年)
ハドソン夫人(ユーナ・スタッブス/Una Stubbs)
シャーロックとジョンに部屋を貸している夫人。もちろん部屋の番号は『ベーカー街221B』。
シャーロック達に部屋を貸してあげている立場だが、ご飯を作ってあげたり、掃除をしてくれたりとお母さんのような存在。時々、家政婦じゃない!と怒る時もあるが何だかんだシャーロック達の世話をしてくれるとてもやさしい人(^-^;
基本、人に対して世間的には冷たい接し方のシャーロックにも優しく接してくれる。
- ミスター・テン・パーセント (1967年)
- ペニー・ゴールド (1973年)
- ベッドタイム・ウィズ・ロージー (1975年)
- エンジェル (2007年)
モリー・フーパー(ルイーズ・ブリーリー/Louise Brealey)
聖バーソロミュ病院に勤める法医学者で、シャーロックに好意を寄せており、シャーロックが事件の調査をする為に度々職場を貸している。モリーも自ら手伝っているがシャーロックは特に意識していない様子。
以前は、モリアーティがシャーロックに近づくためにモリーと交際していたが、男運があまり無さそうな女性。
しかしモリーも唯一、シャーロックを理解してくれている1人で時々、無神経なシャーロックの言動に傷つきながらも私生活でも助けてくれる優しい女性。
- リユナイティング・ザ・ルービンス (2010年)
- マリーゴールド・ホテルで会いましょう (2011年)
- Delicious (2014年)
- コンテインメント (2015年)
※ルイーズはテレビドラマや舞台の方にも多く出演しているのでチェックしてみてください(^^♪
マイクロフト・ホームズ(マーク・ゲイティス/Mark Gatiss)
シャーロックの兄で政府に身を置いている。シャーロック同様に頭が良く推理力も高い。シャーロックと2人で帽子の臭いだけでその持ち主の人物像と生活習慣を推理したりも出来る程。
兄弟関係は最悪に悪いがストーリーが進むにつれ、それ程でも無くなってくる。というより2人共、互いを利用しているという感じだ。
英国トップクラスの権力を持っているが、ハドソンさんには頭が上がらない様子(^-^)
- バースデイ・ガール (2001年)
- Free jimmy (2008年)
- ヴィクター・フランケンシュタイン (2015年)
- われらが背きし者 (2016年)
- プーと大人になった僕 (2018年)
※マークは俳優・脚本・コメディアンと幅広く活躍し、ドラマの方にも多く出演してます。
ジム・モリアーティ(アンドリュー・スコット/Andrew Scott)
シャーロックの宿敵。自称、『コンサルタント犯罪者』で自分の手を汚す事無く他人に資金・情報を提供し犯罪を執行させる。
モリアーティも頭脳が高く、『蜘蛛のような存在』で犯罪という糸を張り巡らせ、自分は動くことなく犯罪を行うのでシャーロックやマイクロフトでも捕まえるのが難しい天才だ。
シャーロックに強い興味を示しており、自らシャーロックの知人の恋人になり近づき接触を図ったりもする。(この時は僕も全然気づきませんでした!)
- バンド・オブ・ブラザース (2001年)
- 刑事フォイル (2010年)
- オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 (2014年)
- 007 スペクター (2015年)
- アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 (2016年)
概要
シリーズ | エピソード | 放送日 |
---|---|---|
シリーズ1 | 3話 | 2011年8月 |
シリーズ2 | 3話 | 2012年7月~8月 |
シリーズ3 | 3話 | 2014年5月~6月 |
特別編 | 1話 | 2016年5月 |
シリーズ4 | 3話 | 2017年7月 |
2010年~2017年でシリーズ4まで製作されており日本では2011年~2017で放送。
1年で3話作成するペースだが、1話が約90分でほぼ映画並みの内容となっており中身もしっかりできています。
今作は時代設定は原作の1800年代ではなく21世紀の現代の設定で作成されており、普通にスマホや最新機器も使用するので原作を知らない人にとっても、とても馴染み易い設定になっています。
2016年には19世紀のヴィクトリア朝時代を舞台にした特別編『忌まわしき花嫁』が劇場公開されています。
シリーズ5の製作は色々と噂はあるみたいですが2020年の時点ではまだ話は無いみたいです。
見どころ
凸凹コンビ
まず今作の見どころはシャーロックが変人の社会不適合者で、それをカンバーバッチが上手く演じているところ。
基本、人の話は聞かず物事を自分の頭の良さを基準に話すので周りは誰も付いていけないので、『何故、分からない!?』と呆れるシーンが多々ある。煙草を禁煙するためにニコチンパッチを貼ったり、麻薬を使用したりと僕の中のシャーロック・ホームズのイメージが良い意味でだいぶ変りました。
また、ジョン役のマーティン・フリーマンもいい味を出しています。彼は『ホビット』のイメージが強かったんですがこの作品でシャーロックに振り回される、優しいジョンにピッタリです!
高身長のカンバーバッチと少し小さめのマーティン・フリーマンの性格だけでなく、身長も凸凹コンビがとても合っています。
マインド・パレス(精神の宮殿)
シャーロックは事件の謎を解くとき、頭の中の記憶(ハードディスク)から様々な情報を呼び出して謎を解いていく。
事件があった日の天気、靴に付着している花粉や土がある特定の地域など、それらの情報を呼び出す時に、マインド・パレス(精神の宮殿)という方法を用いて次々と点と点を結んでいくシーンがカッコいい!
このシーンは映像でも分かりやすく作成されており、映画『アイアンマン』で3Ⅾ映像を手で操作する時のような感じで、頭の中の情報を手で払ったらり持ってきたりするので、見ている僕としてもシャーロックが頭の中でどのようにイメージしているのかが視覚的に捉えられるのでとても見やすかった
強敵との頭脳戦
シャーロックといえば探偵で謎解きがメインなので、登場してくる犯人達もやはり頭脳犯が多い。基本、1話で1件事件を解決していくが中には最後まで謎を残したまま不完全燃焼で終えてしまう事件もある。
僕たちでは思いつかない犯行をしでかす犯人の中でも、ヤバイのが2人!
❐ジム・モリアーティ
シャーロックのライバルとしてもご存知の方はいると思いますが、今作では自称『コンサルタント犯罪者』を名乗っており自分では手を下さずに犯罪を執行している。具体的に犯罪者に金・情報・武器などを必要な物を提供し犯行させているシーズン1で解決してきた事件も裏ではモリアーティが糸を引いていたりとシャーロックに興味があるので、まだ殺さずに生かしたりしている。
そんなモリアーティとの対決は頭が追いついていきませんでした。何話にも伏線が入れられており、さすがのシャーロックも兄のマイクロフトと協力してモリアーティの組織壊滅に挑みます。
❐ユーラス・ホームズ
シャーロックの妹でおそらくシャーロックやマイクロフトよりも頭脳が高く最強の敵だと思います。
モリアーティもユーラスの元を訪れ取引をしている。シーズン4の最終話の事件で解決することになるがそれ以前から伏線が張られていおり、伏線を回収するシーンでは驚かされました!
ユーラスとの対決はとても面白いのでネタバレにならない程度に、この辺んで(^-^)
作品の中でジム・モリアーティとの対決は面白いんですが、何といってもモリアーティを演じているアンドリュー・スコットの猟奇的な演技が凄く上手です。何を考えているか分からない、掴み所のないモリアーティを上手に演じています。
感想
本当にオススメの作品です!
スピーディーな展開で次々と話が進んでいき、それでいて細かい伏線の回収もしていくので飽きることがありません。シャーロックが謎を解明する時も捲し立てる口調で次々と推理していくのでとても面白いです。
18世紀の内容を上手く現代に当てはめているので、違和感なく作品の世界に入り込めます。そして、バックミュージックもいいんです!作品を見終わった後も頭の中で思い出せます。
今作はシャーロックを取り巻く周りの役者たちがとても良いキャラクターを演じているんです。そんな中でも僕的に一番いいキャラだなと思ったのは『ハドソン夫人』作品ではお母さん的な存在なんですが私生活は謎が多く、
時折シャーロックが『ネットにストリップの映像が残ってる』など暴露していくんですが、お茶目なところもありとてもいいキャラだと思います(^-^)
気になった方は是非、ご覧になってみてください(^^♪
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