この記事では普段、僕が使用している遠投サビキ釣りの仕掛けをご紹介していきます。
僕もまだまだ初心者ですが、経験者に色々教えてもらいながらも自分なりに使い易いやり方、仕掛けを模索しています。釣り具は購入するとなるとピンキリなので、そこまでお金を掛けれない僕としては可能な限りコストは抑えたいんですが実際に使ってみないと分かりませんよね?
今から始めようと思っている方も何をどれ位の値段の物を買ったらいいのか?分からないと思います。実際、僕も最初はそうでしたし今だに初めてやる釣りの仕掛けを買う時は悩みます。
そんな方の為にも僕なりの『遠投サビキ』の仕掛けをご紹介します。と言っても実際に釣れるのか?と疑問に思う方もいるかと思うので先日の釣果をアップしておきます。
8月に行った時の、遠投サビキでの釣果です。
子アジ:8匹 小鯖:1匹がサビキで釣れましたが、少ない方ですね・・・
※画像上のタコとチヌは別の仕掛けで釣りました。サビキではありません。
ただ、連れた人の真似をしたからといって必ずしも釣れる訳ではありません。釣りは潮の状態・時間帯にもよりますが、どんなに条件が良くても釣れない時はまっっっったく釣れません・・・正直、運ゲーみたいな所もありますがそれも踏まえて釣りですよね!
先輩面はこれ位にしといて(笑)仕掛けの前に『サビキ(足元)』と『遠投サビキ』の違いを簡単にご説明していこうと思います。
『サビキ(足元)』と『遠投(投げ)サビキ』の違い
サビキ釣りは大きく分けて2種類あります。
『サビキ(足元)』
これはサビキの仕掛けをセットして、ただ足元に落とすだけのシンプルな釣り方です。仕掛けをキャスト(投げる)する必要が無いので慣れてない方やお子さんにオススメで、釣り具屋なんかでも竿とリールと仕掛けがよくセットで販売されてたりします。
仕掛けとしては『サビキ仕掛け』と『餌カゴ』を繋げるだけで仕掛けは完了です。
足元でも回遊魚のアジも釣れることはありますし、メバルやサバ等も釣れて他の釣り方と比べて比較的、数が釣れる釣り方です。
足元サビキのポイント
・仕掛け:『サビキ仕掛け』と『餌カゴ』
・狙う場所:足元
・キャスト:しない(投げない)
『遠投(投げ)サビキ』
遠投サビキは、足元と違い仕掛けをキャスト(投げる)して沖の方を狙う釣り方です。沖にキャストすることで群れや大き目の魚を狙えるようになります。足元のサビキに慣れてきて違う釣り方をしたいな!と言う方にもオススメです。
仕掛けは『サビキ仕掛け』と『餌カゴ』に加え、『ウキ止め』・『ウキ』・『シモリ玉』・『からまん棒』の4つを追加して仕掛けを作ります。
また、遠投するので竿・リール・ラインもそれなりの物を用意した方が良いです。特に竿は短いとキャストし難く、仕掛けも作りにくいので竿も長くなってきます。
遠投(投げ)サビキのポイント
・仕掛け:『サビキ仕掛け』・『餌カゴ』・『ウキ止め』・『ウキ』・『シモリ玉』・『からまん棒』
・狙う場所:沖
・キャスト:する(投げる)
と聞くだけでは何のことか分からないと思うので、遠投サビキ仕掛けの説明をしていこうと思います。
遠投サビキの仕掛け
それではいつも僕が使用している仕掛けをご紹介していきます。絵が下手ですみません(;_;)
- ロッド(竿)
- リール
- ライン(道糸)
- ウキ止め
- シモリ玉
- ウキ
- からまん棒
- サビキ針
- 餌カゴ
僕はこういう感じの仕掛けなんですが、構造自体は特に変わったことは無い一般的な仕掛けになっています。
ただ、ウキを道糸に繋ぐ『シモリペット』と、道糸とサビキの『つなぎ方』は多分他の人とは違うと思うのでそこは後で詳しくご説明します。
1.ロッド(竿)
遠投サビキはキャストするので竿の長さは3~5mはあったほうが良いです。そして重量が軽い物。基本、サビキ釣りは手返し良くどんどん餌を同じポイントに撒いて魚を寄せる釣り方なので竿を置く時は餌をカゴに詰める時位です。それ以外は持っておくことが多いので時間が経つにつれて腕がきつくなってきます。
一般的には2号~3号あたりが良いと言われており、僕の竿は自重260gですが伸ばした時はこれでも重い方だと思います。
2.リール
使用するリールは小~中型スピニングリールを使用し、2000~2500番のリールを使用するのが一般的です。
この2000番・2500番という数字は大きくなるほど適応するラインやリール本体が大きくなっていきます。メーカーによって細かい基準は変わってきますが2500番あたりだと問題無いと思います。
3.ライン(道糸)
ライン(道糸)とはリールに巻く糸の事で、大きく分けて『ナイロン』と『PEライン』の2種類あります。サビキ等の餌釣りの場合は『ナイロンライン』を使用しています。
ラインもピンキリなんですが、僕は2000円前後の物を使用しています。
4.ウキ止め糸
僕が使用している物です。写真はⅯですがSとⅯを使い分けています。このタイプは道糸の適合号数が書かれているので自分の道糸の号数と合っているかを確認しておいた方が良いと思います。
5.シモリ玉
シモリ玉もウキ止めと同じように道糸の適合号数が書かれている物があるのでご確認して下さい。
シモリ玉には穴が開いており、そこに道糸を通すんですが片方の穴は小さくて反対側は少し大きくなっているのでウキ止めがシモリ玉の穴より大きくなければいけません。
もし、ウキ止めがシモリ玉の穴より小さくサイズが合わなかった場合、ウキを支える事が出来ずに仕掛けの深さを固定できなくなります。のでご注意してください。
6.ウキ
ウキはサイズの数字が大きいほど浮力が強くなるのでより、重い仕掛けにも対応できます。普通のサビキ程度でしたら10号~12号が一般的です。
このウキの場合は写真上部にケミホタルを付ける所があり、購入する前に対応しているケミホタルの大きさを確認しておきましょう。
❐ケミホタルとは?
ケミホタルは夜釣りの時に使用するもので、遠投サビキはウキが沈むか倒れるかで魚が掛かったのを判断する為、暗くてウキが見えなくなった場合、判断できないのでケミホタルを光らせ取付けておくとウキが沈んだのを確認できます。
❐ウキはどのようにして仕掛けにセットするのか?
通常、ウキは『シモリペット』をしようしてセットしますが、遠投サビキではキャストした後、数回『しゃくり』(竿を上に引いてカゴから餌を出すこと)を行います。それを繰り返す内に道糸がシモリペットの内側に喰い込んで仕掛けが沈んでいかない事がありました。
そこで、僕はこの『インタースナップ』を『シモリペット』の代わりにしてウキを付けています。
インタースナップをウキにセットした写真がこちらです。
これだと、道糸がスナップに喰い込むことが無いので繰返し使用できます。僕の場合、根掛かりしてロストしない限り1個を何度も使ってます。ただ、使用後は軽く海水を拭き取っておいた方がいいかもしれまん。
スナップの大きさは使用するウキを確認して、合いそうなやつを使用してみてください。
インタースナップはウキと繋いだ反対側にも輪っかがあります。そこに道糸を通すんですが【5.シモリ玉】で紹介した、シモリ玉がこの輪っかより大きくないと仕掛けを固定出来なくなるので要注意して下さい。
7.からまん棒
僕は、『絡みストッパー』と言う物を使用しているんですが『からまん棒』より安くて同じ効果なのでこっちを使用しています。
8.サビキ針
写真の物は9号ですが時期によって、魚の大きさも変わってくるので6号~9号をその都度選んでいます。号数が大きくなれば針が大きくなっていく仕様です。
ただ、慣れてない人やお子さんが釣る時は根掛かりや絡まらせたりする事があると思うので最初は、3パックで200円~300円の安い物を使った方がいいかもしれないですね。それに、魚の活性が良い時は安物のサビキ針でも十分釣れるので僕は安い物も予備として常備しています。
❐サビキ針と道糸のつなぎ方
釣りの仕掛けを作る時に『道糸と仕掛け』を結ぶことがほとんどです。ただ、毎回結んだりするのって面倒でしかも釣り場だと風もあったりして上手く結べなかったりするので大変です。特に結ぶのにも慣れない内は時間も掛かり、時合い(魚の活性が良いタイミング)を逃してしまったりします。
なので僕は道糸の先端に『スナップ』を付けておいて、サビキ針のスナップと繋いでいます。
9.カゴ
カゴのサイズは『大・中・小』があり僕は『中』を使用してます。
サビキ釣りはこのカゴに餌をスプーン等で詰めるんですが、サイズ『小』だと穴が小さくて餌を詰めにくかったので『中』を使用しています。
以上が僕が使用している仕掛けなんですが、実際に使用して見ないと分からないと思うのでまずは経験だと思います。周りに経験者がいれば一緒に行くと心強いですが、周りにいらっしゃらない方はネットや近所の釣り具屋さんに聞いてみるのも良いと思います。
これから、竿・リール等の一式を揃える方で分からないことがあったら釣具屋さんに聞いてみた方が良いと思います。直接、現物を見ながら説明してくれるので僕もお世話になりました。
仕掛け以外で準備しておいた方がいい物
- バケツ(餌用)
- スプーン(餌入れよう)
- 水汲みバケツ
- フィッシュグリップ(トング)
バケツ(餌用)
サビキはコマセと言う冷凍されている餌をカゴに入れるんですが、コマセを入れる為のバケツです。できれば『蓋付き』の方がオススメ。コマセはたいてい冷凍してあるものを解凍して使うんですが解けてくると、かなり臭いがきつくなるので車で移動中だと車内が臭くなったりします。
水汲みバケツ
ロープ付きの水を汲むためのバケツですね。堤防などに階段があればいいんですが、無い所はバケツを使う必要があるのでロープ付きを準備しておいた方が良いです。
目的は、一時的に釣った魚を活かしておいても良いですし、サビキは餌で周りが汚れやすいので最後に釣り場を洗い流す為にも使います。
釣り終わった後の釣場は綺麗にして帰りましょう!
フィッシュグリップ(トング)
僕はトングタイプを使用しています。下顎に引っ掛けるタイプもありますがサビキで釣れる魚はそこまで大きくないのでトングタイプの方が使い易いと思います。
そして、中には毒をもっている魚も釣れることがあるのでそういう時に素手で触らない為にもフィッシュグリップはあった方が良いです。
特にお子さんがいる時は、知らずに素手で触ろうとするので必ずフィッシュグリップを使うようにさせていた方が安全だと思います。
スプーン(餌入れよう)
これは家にあるものでもいいですが、釣具屋で購入するのも良いとと思います。カゴに餌を入れる為だけなので。使用するカゴのサイズに合わせてスプーンの大きさも合わせた方が良いです。
釣りを楽しもう♪
以上が遠投サビキ仕掛けのご説明でした。
僕が使用している物よりも、もっと使い易いものはあると思うので色んな方法を試しながら自分の使い易い方法を見つけていくのも楽しみの一つだと思います。
遠投サビキはウキ止めの位置を変える事で、そのまま足元に落として普通のサビキをすることも出来るので両方楽しめます!僕は腕が疲れてきたら足元に落として休憩がてら楽しんでます!
今回は準備する仕掛けについてでしたが、実際に釣りをする時の注意点も書いていきますので是非そちらも読んでくみてください(^^♪
それではご愛読ありがとうございました(^^)
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