犬を飼っている人にとってトリミングは必ず直面する事ですが、トリミングサロンに通うのが面倒だと感じたことはありませんか?
犬のトリミングとは、犬の毛や皮膚のお手入れのことで、カットやシャンプー、ブラッシングなどが含まれます。トリミングは、犬の健康や美容にとっても重要なことですが、プロに任せると費用や時間がかかることもあります。
なので、自宅でトリミングをすることを検討している方も多いのではないでしょうか。
経験談ですが、くうが足を骨折したとき2・3ヶ月は安静だったのでお店に連れて行くこともできませんでした。その時、自分でカットができれば有事のとき対処できると思い、自宅でもできるようにしようと思ったのがきっかけです。
そういった経験を踏まえてこの記事では、犬のトリミングに必要な道具について紹介していくので参考にしてもらえたらと思います。
⇩⇩自宅トリミングのまとめ記事はこちら⇩⇩
愛犬、くうの紹介
まずは、家の末っ子『くう』のご紹介から。
生後間もなくから引き取り、2020年から一緒に暮らしています。家に来たばかりの頃はまだ慣れておらずソワソワしてましたが今では、yogiboの一番高い場所を占領してくつろいでます(^^♪
我が家で実践してるシャンプーやトリミングの方法はYouTubeで動画にもしているので参考にしてみて下さい🐶
トリミング時の大事なこと
トリミングは犬にとって様々な効果があります。
体を清潔に保つ。ケガの早期発見や予防。また、目に入っている毛をカットする事で結膜炎予防にもなり、足裏の毛をカットしておくと自宅での滑り防止にもなります。
犬を飼う上でトリミングは必ず必要な事なので、お店に依頼する方も、自宅でする方もある程度の知識は知っておいた方が良いと思います。
・子犬の時から慣れさせる
・環境を整えてあげる
・犬用のトリミング道具をそろえる
・たくさんコミュニケーションをとる
自宅でトリミングをされる方は、これらは大切になります。
トリミングの流れ
・ブラッシング
・シャンプー(肛門絞りも一緒にする)
・乾燥(ブローしながらブラッシング)
・カット
・爪切り
・耳掃除
うちのくうはトイプーで長毛犬になるのでシャンプ―前とブロー時のブラッシングをきちんとしています。シャンプー前で毛の汚れと毛玉を落とし、ブローの時はブラシで根元からしっかり乾かしてあげることでフワフワの仕上がりになります。
ブラッシングがきちんとできていると、カットのしやすさも上がるので長毛犬の方はしっかりブラッシングしておいてください。
また、くうの場合は体系も小さく体力が持たないのでシャンプー前のブラッシングは前日の夜に済ませておき作業を分けて進めています。
トリミングに必要な道具『カット編』
それではトリミングに必要な道具をご紹介していきます。
・トリミングシザー
・バリカン
・ブラシ
・コーム
・爪切り
・イヤークリーナー
・トリミング台(代わりの物があるならそれでも大丈夫です)
犬のトリミングを自宅で行う場合には、これらの道具が必要になります。
それぞれの道具の役割と使い方の説明と、くうが使用している物も一緒にご紹介するので参考にしてください。
トリミングシザー
トリミングシザーとは、犬の毛をカットするためのハサミです。人間用のハサミでは犬の毛をうまく切れないので、ペット用の専用シザーを使いましょう。
トリミングシザーには、以下のような種類があります。
・ストレートシザー:まっすぐな刃で、毛先や長さを整えるときに使います。
・カーブシザー:曲がった刃で、丸みやカーブをつけるときに使います。
・スイニングシザー(スキバサミ):刃に歯があるシザーで、毛量を調節するときに使います。
トリミングシザーは刃先が鋭利なので、カット時以外はできるだけ犬に向けない様にしてください。また、犬が動くときはすぐにハサミを離すようにしましょう。
バリカン
バリカンは、犬の毛を剃るための電動機器でこれも犬用のバリカンを使用します。足の裏やお腹など、細かい部分や短くしたい部分に使います。バリカンには刃が付いており、刃の長さによってカットする長さが変わりますが、刃の長さは一般的に5mm以下が多く使われます。
バリカンを使うときは、以下の点に注意しましょう。
・犬用のバリカンを使うこと
人間用のバリカンでは犬の毛を剃れないし、皮膚を傷つける可能性があります。
・バリカンの音や振動に慣れさせること
犬が怖がらないように、まずはスイッチを入れて音や振動を感じさせてから始めましょう。
・バリカンを垂直に当てること
バリカンを斜めに当てるとムラになったり、皮膚を傷つけたりする可能性があります。
・バリカンを滑らせること
バリカンを押し付けたり引っ張ったりすると、皮膚を傷つけたり引っ掛けたりする可能性があります。
ブラシ
ブラシとは、犬の毛を梳かしたり、抜け毛や汚れを取り除いたりするための道具です。ブラッシングは犬の衛生面や健康面にも良い影響を与えるので、定期的にしてあげてください。
ブラシには以下のような種類があります。
・スリッカーブラシ
金属製の針がついたブラシで、抜け毛や毛玉を取り除くときに使います。
・ピンブラシ
木製やプラスチック製の針がついたブラシで、長毛種や巻き毛種などの毛質に合わせて使います。
・獣毛ブラシ
豚や馬などの動物の毛で作られたブラシで、仕上げ用に使います。毛に艶やコシを出す効果があります。
また、ブラッシングするときは以下の点に注意しましょう。
・毛並みに沿ってブラッシングすること
逆毛立てると皮膚に負担がかかったり、絡まったりする可能性があります。
・力強く引っ張らないこと
力強く引っ張ると皮膚や毛根にダメージを与えたり、痛みを感じさせたりする可能性があります。
・毛玉や絡まった部分は慎重に扱うこと
無理やり引っ張ったり切ったりしないでください。スキバサミやコームで少しずつほぐしていきましょう。
コーム
コームはブラシとはまた違い、細かい部分や絡まった部分をとかすための道具です。
コームも金属製や木製など様々な素材がありますが、個人的には金属製のものがおすすめです。コームも歯間(歯と歯の間隔)が異なるものがありますが、一般的には細かい歯間(約1mm)から始めて徐々に広い歯間(約3mm)へ移行していくのが良いと思いますが、うちでは細かいのと広いのが半々で1つになっている物を使っています。
コームもブラッシング同様に以下の点に注意しましょう。
・毛並みに沿ってコーミングすること。
・力強く引っ張らないこと。
・毛玉や絡まった部分は慎重に扱うこと。
爪切り
爪切りは、犬の爪を切るための道具です。爪切りも人間用ではなくペット用を使ってください。
爪切りも以下のような種類があります。
・ギロチン型:爪先から挿入して切るタイプです。小型犬向けです。
・ニッパー型:爪先から挟んで切るタイプです。中型犬以上向けです。
・電動爪やすり:爪先から削って整えるタイプです。音や振動に敏感な犬向けです。
爪切りは以下の点に注意しましょう。
・血管(クイック)を避けて切ること。血管(クイック)は爪内部にある赤色またはピンク色の部分で、これを切ってしまうと出血したりします。
・爪切りは嫌がる犬が多いと思うので、激しく嫌がる時は無理にしない様にしています。
・特に嫌がるヶ所なので、 声掛けしながらとご褒美を用意しておくといいと思います。
自宅でトリミングをするときの注意点
犬の様子を見る
犬は言葉を話せませんが、表情やしぐさで気持ちを伝えています。
特にトリミング中に犬が嫌がったり、怯えたり、噛んだりする場合は、無理に続けないでください。休憩をさせたり、おやつやおもちゃで気分転換をさせてください。また、犬がトリミングに慣れていない場合は、少しずつ時間をかけて慣らしていくことが大切です。
適切な道具を使う
犬の毛質や長さに合わせて、適切な道具を使う必要があります。
例えば、長毛種の犬には広めの歯のブラシやコームがおすすめです。また、カットする場合は、専用のはさみやバリカンを使ってください。
安全性や衛生面にも気を配る必要があります。刃が鈍ったり錆びたりした道具は、犬の毛を引っ張ったり切れなかったりするだけでなく、犬に怪我をさせる可能性もあるので道具の手入れや確認にも注意してください。
適度な温度と湿度を保つ
犬は人間よりも暑さや寒さに弱い生き物です。
特にトリミング中は体温調節が難しくなるため、適度な温度と湿度を保つことが大切になってきます。夏場はエアコンや扇風機で涼しくし、冬場は暖房器具や毛布で暖かくしてあげる必要があります。
また、トリミング後は体温が下がりやすいので、素早く乾かしたり暖めたりしてあげましょう。
以上が犬のトリミングでの注意点です。
犬のトリミングは楽しいことですが、犬の気持ちや安全性も考慮してあげたらお互い楽しく出来ると思います。
トリミングが上手になるコツ
トリミングは、犬の健康や美容にとってとても大切なことですが、なかなか難しいです。
うちも最初は苦労しましたが、いくつかのポイントを押さえると、楽しくなってきました。
犬にトリミングの道具を慣れさせる
突然ハサミやブラシを持ってきても、犬は怖がって逃げたり噛んだりするかもしれません。
そこで、トリミングの前には、犬に道具を見せたり触らせたりして、馴染ませることが大切です。また、トリミング中も声かけやおやつで褒めたりして、犬がリラックスできるようにしましょう。
とくに小さい頃からやっておくと早く慣れてくれると思います。
犬の体のパーツごとに順番にトリミングしよう
まだ慣れてない時は一気に全部やろうとすると、犬もあなたも疲れてしまいます。特に犬は人間の様に集中力が続くわけでは無いので、くうのカットをする時は集中力がある最初に顔周りから始めて、耳や顔、首、背中、お腹、足などと順番に進めています。
また、トリミングする長さや形は、犬の種類や好みに合わせて決めましょう。
トリミングが終わったらしっかりと褒めてあげる
トリミングは犬にとっても大変なことなので、頑張ってくれたことを認めてあげることが大切です。また、おやつやおもちゃでご褒美をあげたりして、犬と仲良く過ごしましょう。
以上が、私が実践している犬のトリミングが上手くなるポイントです。
トリミングは慣れるまで時間がかかりますが、犬とのコミュニケーションの一つと考えて楽しみながらやってみてくださいね。
まとめ
トリミング時の大事なこと
・子犬の時から慣れさせる
・環境を整えてあげる
・犬用のトリミング道具をそろえる
・たくさんコミュニケーションをとる
トリミングの流れ
・ブラッシング
・シャンプー(肛門絞りも一緒にする)
・乾燥(ブローしながらブラッシング)
・カット
・爪切り
・耳掃除
トリミングに必要な道具『カット編』
・トリミングシザー
・バリカン
・ブラシ
・コーム
・爪切り
・イヤークリーナー
・トリミング台(代わりの物があるならそれでも大丈夫です)
自宅でトリミングをするときの注意点
・犬の様子を見る
特にトリミング中に犬が嫌がったり、怯えたり、噛んだりする場合は、無理に続けない。
・適切な道具を使う
刃が鈍ったり錆びたりした道具は、犬の毛を引っ張ったり切れなかったりするだけでなく、犬に怪我をさせる可能性もあるので道具の手入れや確認にも注意する。
・適度な温度と湿度を保つ
トリミング後は体温が下がりやすいので、素早く乾かしたり暖めたりしてあげる。
トリミングが上手になるコツ
・犬にトリミングの道具を慣れさせる
トリミングの前には、犬に道具を見せたり触らせたりして、馴染ませることが大切。
・犬の体のパーツごとに順番にトリミングしよう
くうのカットをする時は集中力がある最初に顔周りから始めて、耳や顔、首、背中、お腹、足などと順番に進めています。
・トリミングが終わったらしっかりと褒めてあげる
頑張ってくれたことを認めてあげることが大切です。
また、おやつやおもちゃでご褒美をあげたりして、犬と仲良く過ごしましょう。
今回は自宅で出来るトリミング道具の内容をまとめました。
自宅でトリミングをすることで、愛犬との絆も深まりますし自分でもカットする事ができれば有事の時の不安も軽くなります。しかし、自信がない時や難しい場合は、無理せずにプロのトリマーさんにお任せするのも良いと思います。
それではご愛読ありがとうございました(^^♪
⇩⇩自宅トリミングのまとめ記事はこちら⇩⇩
コメント