今回は、犬のシャンプーを自宅でするメリットと必要な道具についてご紹介します。
犬のシャンプーは、健康や美容にとっても重要なことですが、プロに任せると費用や時間がかかることもあります。
しかし、どうやってやればいいのか?
どんなシャンプーを使えばいいのか?
悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
そこで、我が家で実践しているシャンプーの方法やコツ、おすすめのシャンプーを紹介したいと思います。
経験談ですが、くうが足を骨折したとき2~3ヶ月は安静だったのでお店のプロにお願いする事もできませんでした。その時に自分でカットやシャンプーができれば有事のときに対処できると思い自宅でもできるようにしようと思いました。
そういった経験を踏まえてこの記事では、犬のシャンプーに必要な道具について紹介していくので参考にしてもらえたらと思います。
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愛犬、くうの紹介
まずは、家の末っ子『くう』のご紹介から。
生後間もなくから引き取り、2020年から一緒に暮らしています。家に来たばかりの頃はまだ慣れておらずソワソワしてましたが今では、yogiboの一番高い場所を占領してくつろいでます(^^♪
我が家で実践してるシャンプーやトリミングの方法はYouTubeで動画にもしているので参考にしてみて下さい🐶
シャンプーをする頻度
一般的には、犬の種類や毛質、生活環境によって異なりますが、月に1回から2回程度が目安です。もちろん、泥だらけになったり、臭いが気になってきたら、その都度シャンプーをしてあげて大丈夫です。
初めてシャンプーをさせるタイミングは人によって見解は違いますが、初めてのタイミングは最低でも生後50日以上で、混合ワクチン接種をすべて終えてから2週間が経ってからが良いともいわれます。子犬は体温調整が上手にできないので、体が冷えないように保温対策をしてあげることも大切です。
もし、サロンに依頼する場合はほかの犬と接触するかもしれないので、ワクチンの接種を完了させてから依頼した方がマナー的にも良いと思います。
シャンプーの選び方
犬用のシャンプーといっても種類たくさんあります。
毛質や肌質、体臭などに合わせて選ぶ必要がありますが、どのようにしてシャンプーを選べばいいのか分からないことが多いと思うので、犬のシャンプーの種類と選び方のポイントをご紹介します。
犬のシャンプーの種類
犬のシャンプーには大きく分けて、次の3種類があります。
・普通タイプ
・低刺激タイプ
・医療用タイプ
普通タイプ
普通タイプは、一般的な犬用シャンプーで、毛や皮膚に特に問題がない健康な犬に向いています。香りや洗浄力が強いものもありますが、敏感な犬には刺激が強すぎる場合があります。
低刺激タイプ
低刺激タイプは、アレルギーや皮膚炎などの皮膚トラブルを持つ犬や、老犬や子犬などの肌が弱い犬に向いています。無香料や無着色、弱酸性などの成分で作られており、肌に優しいものが多いです。
医療用タイプ
医療用タイプは、皮膚病や真菌感染などの治療に用いられるシャンプーで、動物病院で処方されるものです。特定の成分や薬剤が配合されており、効果的に症状を改善することができます。
ただし、医療用タイプは自己判断で使用すると副作用や悪化を招く恐れがあるので、必ず獣医師の指示に従って使用してください。
犬のシャンプーの選び方のポイント
では、具体的にどうやってシャンプーを選べばいいのでしょうか?ここでは、次の4つのポイントを参考にしてください。
・毛質と肌質に合わせる
・成分をチェックする
・香りを選ぶ
・使用方法を確認する
毛質と肌質に合わせる
毛質と肌質に合わせるというのは、前述したシャンプーの種類を参考にするということです。例えば、長毛種や巻毛種など毛が多く絡みやすい犬は、毛玉防止やコンディショニング効果があるシャンプーを選ぶと良いでしょう。
また、白毛種や黒毛種など色素沈着が気になる犬は、色素沈着防止や白髪予防効果があるシャンプーを選ぶと良いとされています。
成分をチェックする
成分をチェックするというのは、シャンプーに含まれる成分表を見て、安全性や刺激性を確認するということです。例えば、界面活性剤や防腐剤などは洗浄力が高い反面、刺激性も高く肌荒れやアレルギーを引き起こす可能性があります。
また、香料や着色料などは香りや見た目を良くする反面、不要な添加物であり肌に負担をかける可能性があるため、成分表を見て自分の犬に合ったものを選ぶことが大切です。
香りで選ぶ
香りを選ぶというのは、自分や犬が好きな香りを選ぶということです。
例えば、フルーツ系やフローラル系など甘い香りは人間には好まれますが、犬には不快感を与える場合があります。
また、ハーブ系やウッディ系などさわやかな香りは人間にも犬にも好まれる場合がありますが、香りは個人差があるので自分と犬が共に気持ちよく感じられるものを選ぶことが大切です。
使用方法を確認する
使用方法を確認するというのは、シャンプーに記載されている使用方法や注意事項を読んで守るということです。例えば、シャンプーによっては希釈して使うものや直接使うものがあります。
また、シャンプーによっては目や口に入らないよう注意するものや時間を置いてから洗い流すものがあります。そのため、使用方法を確認して正しく使うことが大切です。
以上が犬のシャンプーの選び方のポイントです。これらの情報を参考に愛犬に合ったシャンプーを見つけてあげてください。
シャンプーに使う道具
シャンプーに使う道具も犬用の物が販売されているので代用品などを持っていない方は準備段階で犬用を購入しても良いと思います。
シャンプー・リンス
前述でもご紹介してきましたがシャンプーはたくさんの種類があります。
犬の成長度合い(仔犬用・成犬用)や毛の長さ(長毛・短毛)でシャンプーも変わってきますので、使用してみてあなたの犬に合ったシャンプーを見つけていくのが大事になってきます。
その中でも、くうが実際に使用しているシャンプーはこちらです。
・ゾイックパピドールシャンプー&リンス【仔犬用】
仔犬の時期に使用していた物でデリケートな仔犬・仔猫の皮膚、被毛のためのシャンプー&リンス。ふんわり軽い仕上がりで、仔犬はもちろん皮膚の弱い成犬やシニア犬にもお使いいただけます。組み合わせを選べるお得なセットです。
・ゾイックショートシャンプー&リンス【中・短毛 成犬用】
・ゾイックロングシャンプー&リンス【長毛 成犬用】
これまで、くうに使用してきたゾイックシャンプーのピンクと黄色の成犬用のシャンプーは夏や冬の毛の長さ具合で使い分けています。くうはパンツカットにしているので体とお尻で毛の長さも違うため、参考にしてもらえたらと思います。
バスタブ
小・中型犬の場合はペット用のバスタブに入れてあげると動き回るのを防いでくれるので便利です。バスタブの中に入れると体を洗いにくくなるという人もいますので必須ではありません。くうの場合はお湯で流すとき、コンディショナーをかけるときにバスタブに入れ、シャンプーで洗う時にはバスタブから出して洗ってます。
●ワイドタイプのソフトタブ、ピンク。
●ワンちゃんのペットバス、お子様の水遊び、洗濯カゴとして、上履き・スニーカーの洗濯用としてなど、日常のさまざまなシーンで活躍。
●コンパクトに折りたたみ可能でアウトドアなどでの持ち運びもラクラク!収納時にも場所を取りません。
●底部分には便利な水抜き栓付き。滑りにくく持ちやすいエラストマーの取手。底面には滑り止め付き。
シャワー
犬にもよりますが、水を嫌がる犬は多いと思います。なのでシャワーで体を洗ってあげると思いますが、くうはシャワーも嫌がる時があるのでシャワーヘッドにタオルを巻き、勢いを無くしてから体にかけるようにしています。
シャワーヘッドもペット用の物があり、ヘッド単体を簡単交換できる物もあるので人用・ペット用で使い分けたい方はこれらもおすすめです。
大きいタオル
シャワーの後に体を拭くようとして使います。犬は毛の量が多くシャワーの後は水分を大量に含んでいるので大き目のバスタオルを用意しておくことをおすすめします。
小型犬なら1枚でも足りますが、中型・大型犬になってくると吸水性が優れた物を持っておくと便利です。
ドライヤー
ドライヤーは体を拭いた後、乾かすために使います。犬のシャンプー後は大量の水分がありタオルで拭いただけでは全然乾いていません。特に冬場だと体が早く冷えてしまうので、できるだけ時間を掛けずに素早く乾かして温める必要もありますし、生乾きだと病気や臭いの元にもなるため、ドライヤーは温度調整・風量を調整・ドライヤーを固定するスタンド(又は固定できる物)の機能があると便利です。
我が家独自で使ってるもの
シャンプーを泡立てる容器
シャンプーをしようと思った時、どの様に泡立てますか?シャンプーも安い物ではないのでできるだけ無駄にはしたくないですよね?シャンプーボトルから原液を直接体に掛けるとその部分だけで泡立ってしまい全体に行きわたらないこともあります。
我が家ではできるだけ無駄にしない様、まずシャンプーを使用する分だけ容器に入れる様にしています。
ボディタオル
シャンプーを泡立てる為に使っています。前述の容器に入れたシャンプーにお湯を混ぜボディタオルを使用してみて下さい。すぐにたくさん泡立つのでとても便利です。
シャンプーをする時点で犬は既に濡れており、体力も減っていっています。小型犬の場合は特に体力は少ないので、シャンプー時間の時短にもなります。
人間でいうと洗顔ネットのイメージなんですが、洗顔ネットだと犬の大きさ的に泡立ち量が少なすぎるため、家ではボディタオルを使っています。
トリートメントを入れるボトル
シャンプーで汚れを落とした後、トリートメントやコンディショナーをする方もいると思います。これらも原液を一部分のみ掛けると肌的にもよろしくないので、規定量に薄めてから全体に掛ける必要があります。
これらの我が家で使用しているアイテムは動画でも紹介していますので参考にしてみてください。
シャンプーのやり方
実際にやっているシャンプーの手順
実際に我が家のシャンプーの手順をご紹介します。あくまでも参考としてお読みください。
- ブラッシング
- シャワーの温度調整
シャワーが苦手な犬はバスタブにお湯(約38℃)を溜め足からお湯をかけていく。
足⇒体⇒顔の順にお湯で濡らしていきます。
被毛の油分でお湯が弾かれるのでしっかりと濡らしてください。 - シャンプー1回目
シャンプーはしっかり泡立てる必要がありますが、うちではこの時にボディタオルを使って簡単に泡立てをしてます。
泡立ったら足⇒体⇒顔の順に洗っていきます。 - 肛門絞り
シャンプーの時、一緒に肛門絞りも行ってます。
やり方は、4時と8時の所から肛門腺を絞り分泌液を出してあげています。
犬によっては臭いがキツイ犬もいると思うので素手で触ったりするのが苦手な人は手袋などを着用してやってみて下さい。
小型・中型犬は月に1回のぺースで絞ってあげると言いそうなので、難しい場合はお店のプロに頼んでやってもらうのをおすすめします。 - シャンプー1回目の流す
流すときも体⇒顔の順に流していきます。この時、耳などにお湯が入ったりすると中耳炎になったりするので注意してください。 - シャンプー2回目
1回目同様、足⇒体⇒顔の順に洗っていき、しっかりと泡を立てて洗っていきます。
2回目なので1回目より泡立ちが良くなっている筈です。
垂れ耳の犬種は耳の内側もしっかりと洗ってあげてください。 - 2回目のシャンプーを流す
シャワーで泡をしっかりと流していきます。
もしシャワーが苦手な犬の場合は洗面器で流してあげるか、シャワーヘッドにタオルを巻いて勢いを弱くしてあげるといいと思います。
くうはシャワーが苦手なのでヘッドにタオルを巻いて流してます。
シャンプーの後にトリートメントやリンスをする場合はしっかりと流してください。 - トリートメント
うちはボトルにトリートメントを入れお湯で規定量に薄めてから体にかけています。
毛が長い犬はよく揉んで絡ませてください。 - 最後のすすぎ
トリートメントが終わったらしっかりと全体を流していきます。
流し残りがあるとヌルヌルしたり、臭くなったりするのでしっかりと流してください。 - トイレ休憩
やっとシャンプーが終わった。と思ったら次はブローをします。
しかし、犬はシャンプー中にたくさん水を飲んでしまっているので、一度トイレをさせておく事をおすすめします。トイレの間にも体温は下がっていくのでできるだけ素早くトイレを済ませてあげてください。 - ブロー
ブローはドライヤーを使用して乾かしていきます。
その時にスリッカーブラシを使いながら毛の根元からしっかり乾かすようにしてください。
以上でシャンプーは完成です。
うちではシャンプーの後に続けてカットをする様にしていますが、
自宅でカットをしようか考えている方はこちらの記事に自宅でできるトリミングをまとめていますので参考にしてみてください。
⇩⇩自宅トリミング必要な道具とやり方のまとめ記事はこちら⇩⇩
シャンプーに慣れさせるコツ
犬は人間と違って、シャンプーがあまり好きではありません。シャンプーを嫌がる犬は多く、飼い主さんは困ってしまうことも多いと思います。
実際、くうもシャンプーは好きな方じゃありません(^-^;
くうをシャンプーする時に調べた『シャンプーに慣らすコツ』をいくつか紹介します。
まず、犬がシャンプーを嫌がる理由を考えてみてください。
犬は本能的に水に入ることを恐れています。水に入ると体温が下がり、体力が消耗し、敵に襲われやすくなるからです。また、シャンプーの匂いや泡も犬にとっては心地いいものではありません。むしろ不快に感じています。
犬は自分の匂いを大切にしていおり、自分の匂いが消えると自分の存在感や安心感が失われると感じるそうです。さらに、シャンプー中に飼い主さんから叱られたり、無理やり洗われたりすると、シャンプーを嫌なものとなってしまいます。
なので、どうすればこれらの理由を解消できるかを考えていく必要があります。
犬が小さいうちからシャンプーに慣らす
犬は小さいうちから色々なものに触れて慣れていくことが大切です。
シャンプーもその一つで。小さいうちからシャンプーをすることで、水や泡や匂いに慣れさせることができます。
また、飼い主さんとの信頼関係も築くことができます。
- 小さいうちからシャンプーをする場合は、水温や水量に注意してください。
水温は人肌より少し低めにしましょう。水量は少なめにしましょう。水圧も弱めにし、水が目や耳や鼻に入らないように気をつけましょう。 - 小さいうちからシャンプーをする場合は、時間も短くしましょう。
5分程度で終わらせましょう。長く洗われると犬はストレスを感じます。 - 小さいうちからシャンプーをする場合は、褒めたりご褒美をあげたりして、楽しいものだと思わせる事が大事です。笑顔や優しい声で話しかけたり、お気に入りのおもちゃやおやつをあげたりしましょう。
シャンプー以外の時にも水や泡や匂いに触れさせる
- シャンプー以外の時にも水や泡や匂いに触れさせることで、犬を慣れさせることができます。例えば、散歩中に水たまりや川辺で遊ばせたり、お風呂場で一緒に過ごしたり、シャンプー用のブラシやタオルで撫でたりすることです。
- シャンプー以外の時にも水や泡や匂いに触れさせる場合は、無理強いしないようにしましょう。犬が嫌がったらすぐに止めましょう。楽しく遊ぶことが目的です。
- シャンプー以外の時にも水や泡や匂いに触れさせる場合は、褒めたりご褒美をあげたりして、楽しいものだと思わせましょう。笑顔や優しい声で話しかけたり、お気に入りのおもちゃやおやつをあげたりしましょう。
シャンプーする前後にリラックスさせる
- シャンプーする前後にリラックスさせることで、犬のストレスを和らげることができます。例えば、シャンプーする前は散歩したり運動したりして疲れさせたり、マッサージしたりブラッシングしたりして気持ちよくさせたりすることです。
- シャンプーする前後にリラックスさせる場合は、無理強いしないようにしましょう。犬が嫌がったらすぐに止めましょう。リラックスすることが目的です。
- シャンプーする前後にリラックスさせる場合は、褒めたりご褒美をあげたりして、楽しいものだと思わせましょう。笑顔や優しい声で話しかけたり、お気に入りのおもちゃやおやつをあげたりしましょう。
以上が犬をシャンプーに慣らすコツです。
これらのコツを実践してみてください。最初は難しく感じるかもしれませんが、徐々に犬もあなたもシャンプーに慣れてくるはずです。
ただ、大事なのはあなたの愛犬に合うやり方を見つけてあげる事が大事だと思います。
そうすることで、あなたと犬の信頼関係も深まるはずです。
まとめ
シャンプーをする頻度
・一般的には、犬の種類や毛質、生活環境によって異るが、月に1回から2回程度が目安。
・サロンに依頼する場合はワクチンの接種を完了させてから依頼する。
シャンプーの選び方
・普通タイプ
・低刺激タイプ
・医療用タイプ
シャンプーに使う道具
・シャンプー,リンス
・バスタブ
・シャワー
・大き目のバスタオル
・ドライヤー
シャンプーのやり方
・ブラッシング
・シャワーの温度調整
・シャンプー1回目
・肛門絞り
・シャンプー1回目の流す
・シャンプー2回目
・2回目のシャンプーを流す
・トリートメント
・最後のすすぎ
・トイレ休憩
・ブロー
シャンプーに慣れさせるコツ
・犬が小さいうちからシャンプーに慣らす
・シャンプー以外の時にも水や泡や匂いに触れさせる
・シャンプーする前後にリラックスさせる
今回は自宅でシャンプーをする時の方法と道具の内容をまとめました。
自宅でシャンプーをすることで、愛犬との絆も深まりますし自分でもできれば有事の時の不安も軽くなります。しかし、自信がない時や難しい場合は、無理せずにプロのトリマーさんにお任せするのも良いと思います。
それではご愛読ありがとうございました(^^♪
⇩⇩自宅トリミングのまとめ記事はこちら⇩⇩
⇩⇩自宅トリミング必要な道具とやり方のまとめ記事はこちら⇩⇩
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